2018-01-01から1年間の記事一覧

親に勝る存在はない。

人生半ばを過ぎ分別ある筈の人間が親殺し事件で検挙される。 動物の世界でも有り得ない事が教育を受け衣食住に不自由のない人間社会で多発する事の不思議さ、動物の視点では説明がつかない、もはや人間社会は動物以下の生き物になってしまったのか。 母性本…

「あさきゆめみし・・・」

[ 新聞の読者欄に「あさきゆめみし・・・」見知らぬ人が投稿していた、古典的な題名が気に入り読ませて頂いた。 若い時、夢に見た「甘美で華やかな人生」は次元の異なる別世界で、紫式部の時代から現在も変わらず1mも進化していない。その方は人生の夕暮れ…

「大臣の品格」を問う記者会見。

「次の質問どうぞ」先日、河野太郎外務大臣が日ロ問題の質問をした記者に対して、3回続けて無視、外務省絡みの見解を外務大臣として回答せず内外のメディアから批判された。 テレビで見ていた私もこれが我が国の外務大臣の言動かと情けないのとバカバカしく…

「虚空蔵菩薩」今は昔。

私達が主宰する「里山くらぶ」の数名で東彼杵郡川棚町の虚空蔵山に登った。 標高608m、特筆するほどの山ではないが「九州100名山」の指定され東洋のマッターホルンと称され、頂上からの景観が下から見ても上から見ても見事であった。 私が興味は「虚空蔵山」…

巧言令色鮮し仁(巧言令色少なし仁)

論語に「巧言令色鮮し仁」がある。 現在語に訳すせば「鮮し仁=仁が少ない」のようだがこの場合の少ないは殆ど無い、分かり易く言えば人としての道義(倫理感)に欠け、信用できない人、という事になる。 「実」が無いから虚言、へつらい、愛想でゴマ化し自…

「母の教え」ふるさとの山より重い。

在日2世「姜尚中氏」が新著「母の教え」発刊、冒頭に「齢を重ねるほど自分の中にある母親の大きさに気づかされる」と言及している。 姜氏の母親は韓国人で在日、戦時中からの在日で尚中氏を育てており、想像を絶する苦労をされた事だろう、姜氏は私より9歳若…

男はつらいよ

86才になった山田洋二監督が「不朽の名作 男はつらいよ」の制作に取り掛かっている。 寅さん没後「22年」最初のメガホンを持ってから50年の節目になると云う、山田洋二監督にすれば国民的アイドル寅さんを遺作にする覚悟で「あの世の寅さん」をスクリーンに…

山は高きがゆえに貴からず・・・

11月の7日〜11日まで里山クラブの友人達と鳥取県の「大山」に登ってきた。 5月に九重の「大船」を登ったが「大山」の方が難易度が高くレベルは「上級」4時間少々で登頂したものの「天候は秋雨」頂上はガスで下界は「視界0」頂上からの絶景を期待したが不調 …

思考力も磨けば輝きを増す。

プロ野球もオフに入り「FA」宣言した選手の動向と契約更改の査定額で盛り上がっている。 私が広島ファンになり、かれこれ60年になるが「広島の野球」は昔から余り変わったような気がしない。 昔の記憶では万年最下位の「泥臭い球団」が満身創痍で強大な都…

「完全燃焼」するという事

12月議会、一般質問で登壇し執行者側に町政を問うた。 一般質問は議員活動の最たるもので、これは選挙民と約束履行の意味を持ち年4回のこの義務を果たせば少し肩の荷が軽くなる。 ネットを検索していたら「樹木希林」さんの紹介が有った、彼女の死生観で「じ…

人知らずして搵らず(怒らず)

年と取ってくると論語が身近になってくる。 代表的な論語が「老いては子に従え・・・」であろうか、2500年前の人生訓が現在でも脈々と生き光沢を放ち生きる手立てになっている。日本人は勤勉な民族であるから「孔・猛・老」が説く人生論語が好きなのだ。 人…

年よりの流儀

近未来の将来、私本の自費出版を計画の一つにしているが「題名」が決まらないと、文章の絞り込みも出来ず苦慮していたが最近になって輪郭が見えて来た。 「年よりの流儀」でこれから纏めていきたい、私と同じように悩み迷いながらも一生懸命生きている人間は…

人間関係を考察する。

この齢になって人間関係の極意とは何ぞや? 考える機会が多くなった、それは自分の人間関係において疑義を感じる場面が多いからだろう。 私の人生観の中では分かり難いのは世の常で人間ほど複雑怪奇な動物はこの世に存在しない、という 部分では観念的にも承…

初めての尾道。

海が見えた 海が見える 5年ぶりのふるさとの海はなつかしい・・・林芙美子の文作。 長い間、行ってみたいと思っていた「尾道市」、念願かない一泊で訪ねた。 尾道市は林芙美子の名作「放浪記」で全国的にも有名であるが、近年は町歩きの名所として若者達がフ…

最後の同窓会。

11月22日、五島市福江島で五島高校、同期の同窓会が有り、五島灘を渡り旧友達と旧交を温めて来た。 喜寿を迎え、皆が好々爺になる年齢であるが、今の年寄りは都会も田舎も余り変わらない、好々爺でなく「チョイワル爺」の雰囲気を持っている。59年前、…

「長崎県の財政」事情と「石木ダム」事業

写真は川棚町石木ダム計画地域 毎月長崎県から県内全戸に配布される「つたえる県ながさき」10月号が届いた。 今月の主な特集記事は「長崎県の財政事情」と「石木ダム早期完成に向けて」であった。 平成29年度一般会計決算では国からの交付税が減少したに…

希代の名優 樹木希林

「おごらず、人と比べず, 面白がって平気に生きれば良い」 先日74歳で逝去された樹木希林さんが生前、日々自分に言い聞かせ生きぬいた心情である。 高倉健や裕次郎、吉永小百合,昭和の大スター以上に彼女はスクリーンの中でいぶし銀の様な鈍光を放ち、寡黙…

猫の目の不思議

この半年間、JICA草の根技術支援事業提案書作りに明け暮れ神経を消耗している。 2年間の心労が10月からの審査で問われる事になる「待尽力天命」の心境だが相手国の関係者は一刻千秋の想いで待機、全身全霊、叡智を絞り出し難関突破を自分に期待している。…

「生きる力」の謎

9月は議会日程、継続的な現場工事の監督等でブログを書く気になれなかった。 人生最後の挑戦にコラムを編集してエッセイの出版を秘かに考えているが、終着駅間際で最後の力を振り上手く仕上げて味のある内容で纏めなければならないが処だが、どちらを向いて…

野良猫の母性

定例9月議会に入り毎日議会、委員会と少々拘束されている。 特に今議会では総務委員会に一般会計の決算が付託され所管課長と予算対比支出、費用対効果の検証等々、疑義部分の妥当性について説明を求め課長の力量を問う査定の審査になる。 反対的には質問する…

「大槌」に花はいつ咲く

下関「迷子の2才児救出劇」でボランテァ活動家の尾畠春夫さんが一躍「時の人」になり、国民栄誉賞の話まで持ち上がってるようだ。 丁度、昨日のTV番組でもラオスで職業訓練所や、学校をたくさん作り貧しい15000人の人々を社会に送り出した、日本人のおばちゃ…

「78才ボランテア親爺」の教訓

終戦73年記念日の8月15日、山口県で行方不明になっていた2才児を78才のボラ親爺が救出日本中がびっくり仰天した。 連日、山口県警が160人体制で探索したが不調、土地勘もない一介のボランティアのよそ者が「俺が2,30分で見つけてやる」と単身、山…

トランプワールド・アメリカの良識

アメリカのトランプ大統領が理不尽な言いがかりをつけ気に食わない相手や国家/機関に注文を付け火種を作りボヤから火事に成りかかっている。 NATO、TPP,WTO、国連 手あたり次第イチャモン付け米国第一の我田引水論法で圧力を掛け屈服させる暴力団紛いの野蛮…

人生の決算書(回顧)

前篇で人生の後悔事項を書き込んだ、今回は私自身の後悔事項を回顧してみたい。 少年時代から事業家を志し18歳で社会人になる、夢実現の為、29才で起業、65歳で廃業するまで全力疾走、然し乍ら好事魔多し 事業ビジョンを持たず闇雲の日々を送り迷宮に入る。…

人生の決算書。

先日、週刊誌の記事の中にアメリカで80才過ぎの人達に人生で後悔している事柄のベスト5をアンケートで集計した内容が纏められていた、80才といえば人生の終着駅でこの世からあの世に乗り換える岐路、乗り換える事も、引き返す事も出来ない国が変わっても意…

多良山百景「方丈記」

行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。 よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとどまることなし。 世の中にある人とすみかと、またかくの如し。「方丈記前段」 夏山は渓流沿いが一番、友人と下見を兼ね先日から予定していた現場に…

中国「仏教界ドンの仮面、果たして実態は」

中国古刹に「龍泉寺」有るらしい、有ろうことか、住職がセクハラで告発された。 同寺格下の僧侶から「住職が尼僧達を修行口実に性行為を求め複数の女性と関係を持った」事が暴露され所管から尋問されているらしい。 似たような事例が日本にもあったことを思…

「沖縄の硬骨漢」逝く

沖縄県知事 翁長氏が急逝、日本全国に衝撃が走る。 享年67才、惜しみても余りある人物であった、全国知事の中で唯一人政権と対峙、米軍基地沖縄偏重を訴え基地の県外移転を訴求し続けてきた、県民の熱望を受けて政権と米軍を相手に一歩も引かない戦いの渦…

広島 原爆の日 「悲劇は続く」

今日は広島に原子爆弾が投下されて73年目、一瞬にして当時広島市の人口35万人の内9万人余が犠牲になり半年を待たず15,6万人の死者に及んだという、長崎が7万余だから広島の方が遥かに悲劇である。 式典の中で松井市長が恒例の平和宣言文を読み上げた、非…

宇宙の理

最近、自然界の営みについてよく考える日が多い、出発点はこの世に生を受けた事の不思議から始まり、最期は元来た処に戻れるのか否かに行き当たる。 年を取りたくて取ってる者もいないこの世、同様に生れて来たくて誕生した者が果たして何人いるだろうか、多…