黒猫の魂胆、

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我が家には如何いう訳か放浪猫が出入りし餌を要求する。

工場団地の人達が昼食の残りを提供しているようである、この時期ネコも繁殖期で子供連れの母猫が一番食糧事情に深刻、餌を貰えるまで動かず、待機している。

特別にかわいがっているイケメン猫は中々警戒心が強く馴染まないが、何も与えないのに写真のように厚かましくも無防備で超接近してくる黒猫もいる。

猫語で会話が出来ればこの違いは何なのか、2匹の猫に聞いてみたい処だが、そうはいかない。

人間に個性が有る様に猫にも個性が有り付き合いの頻度よりその個性の結果としか理解しようがない。

黒猫は私にマーキングして最後は立ち去るが特段に餌を要求している訳でもなく、私の頭脳では解析できない。

慣性という言葉が有るが公職を離れて丸2カ月が経過した、気持ちの中では何ら未練も悔いもないが立場を離脱した事で確保した自由、束縛から解放された気楽さから、外の付き合いが煩わしくなりつつある。

これは極めて重要な問題、現役リタイアし、外界との関係が希薄になれば自動的に庭先周りの生活になる、庭先廻りの生活に落ち着いてしまえば最後は引き籠り症候群に掛かり本当の引き籠り老人になった終う、所謂 「慣れ」である。

慣れ程怖いものはない、じわじわと自分自身の領域が侵食され別の人格が現れる。

その段階ではいくら「生きがい、拠りどころ云々」といってもどうしようもない。

そのような高齢者が近い将来多数派を占める事だろう、それこそが国難、亡国の兆しではないか、私が恐れるのは知らないうちに私自身がそのように変身して終う事である。

 

 

 

落日に。

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私の近くに若い時からの友人で元気な好漢が独り居る、彼とは80歳まで海で素潜りをやろう・・・と10年前に約束、毎年 西海市大島海峡の磯で実行、調査素潜りで魚介類を

Get。

今年も梅雨明けに潮をみて行く予定、時々共通の友人達とカラオケに行くが彼の好きな曲目に小林旭の「落日」がある。

小林 旭が美空ひばりと離婚、事業も失敗、一時は死ぬ事も考えた頃、自身の境遇と重ねて吹き込んだエピソードがある。

彼も又、事業で失敗、細君、家族とも離縁、地獄を見て暮らした体験の中で共感する部分が有り好んで歌っている事かと理解しているが、なかなか味のある歌である。

写真は私が毎日ウォーキングの中で目にする夕暮れ、落日の情景。

暮色に映える棕櫚の樹木、毅然としてるようにも見えるが、可成りな老木で人間に例えれば余命幾何の感じである。

人生の落日と重ね合わせた時を最終章を象徴しているような情景である、時津港のウォーターフロント公園からこの風景を見れば、必ず人生の落日を感じ感傷的になるのではなかろうか。

若く希望にあふれた青春時代、現実に追われ夢も希望も喪失する時代、そして残された時間と拠り所の何かを確かめながら落日に暮らす老年時代。

落日の夕陽に自分の過去を重ねた時、自分の人生を量れそうな気がする。

いつか来た道

f:id:kubotetsu:20190629211332j:plain 梅雨に入り家の中が全てジトジト不快指数が上昇する。

大阪では「G20」が昨日開かれ、今日閉会、議長国の安倍総理も無難に大役をこなし一定の成果を得たようだ。

各国宰相も帰国の道についたが母国に帰ればどの国にも国難レベルの難問山積し、ストレスが蓄積する事だろう。

寿命の満期が近づくに連れ、自分の中で原点を求めて追憶の旅に入ることが屡々ある、私の個性は誰の遺伝子を受けたのか、私の記憶の中に存在するのか、しないのか。

私の記憶の中に実在した人物なら分かり易いが、記憶の中に実在しない人間なら見当がつけられない。

若い頃、上司に商売で男気を出したら損するから、出したらあかん、と窘められたが

生来の性格から脱却できず事業で儲けた資金は「事業に吐出し」±0で終幕した。

私の祖母に「山口フジ」なる豪傑ばあさんが居た、生まれは神戸で明治時代にしてはモダンな女性、如何いう事情からか再婚した爺さんと1930年代、禁酒時代のアメリカに渡り英語を覚えて五島に帰って来た。

終戦後、英語をしゃべる婆さん(60代)の処に米兵が遊びに来ていたのを思い出す。

「山口フジ」さんと私の母は折り合いが悪かったようだ、母の中では子供を祖父母に預けて身勝手な行動をする「山口フジ」を許せない部分が有ったのだろう。

その反動かどうかは不明だが「フジ」さんには私も私の子供達も可愛がって貰った。

結果論からいえば「山口フジ」が五島に嫁ぎ、私の母が大阪から五島に疎開、父がサイパンで戦死、母は実母「山口フジ」婚家の離れに住み私達を育て上げた。

今、私の性格を解析、追及していけば「山口フジ」に行きつくような気がする、フジさんほど大胆ではないが「あまり深刻に考えず駆け出す」「豪気で陽気で短絡」等々。

この豪傑婆さん「山口フジ」が五島に居付いたお陰で今の私が有り、私から後に

続く5人の子供から11人の孫へ繋がる。

私の代で「五島」に住み着く事は骨になってもないが、孫達の誰かが何かの縁で五島に居を構える事が有るかも知れない、ひ孫の時代かも知れない。

父方のルーツは関西、真言宗総本山の高野山の麓、「河内長野」。

母方は関東、房総半島の九十九里ガ浜の漁師町「鳴浜村(町)」、奇しくも縁あって今ここに在している。

 

 

 

 

 

 

 

夕暮れに「山頭火」を思う。

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今日の夕暮れは特別、見栄えのする夕暮れであった。

初夏に時津港ウォーターフロント公園を歩くと天気の良い日は琴海方向に夕陽が沈む前に美しい夕焼けが空に映える、夕暮れといえば西行山頭火が似合う。

夕暮れ、黄昏 わびしい表現、初老認知症の者を夕暮れ症候群とも言うらしい。

トランプ大統領が連日ツィッター で脅かしたり梳かしたり独り芝居で世界を席巻し弾劾裁判から逃げ回ってる感じがするが、過ってウォーターゲート事件で大統領を辞任した

リチャード・ニクソンが「大いなる目的に没頭したことが無い者は人生の山場を経験していないことになる、何かに没頭することで自分が何者か知ることが出来る」、不名誉な大統領に成ったが大統領になるために犯罪を犯し大統領職を維持する為に又、犯罪を犯し虚言を重ねた、山場を越えて辿り着いた彼の境地は語られていないが、最後の段階で自分が何者か確認できた事だろう。

トランプ大統領も同じ轍を踏んでいるが大統領特権で開き直り世界を揺さぶつている。

キリスト教の理念も社会倫理感も皆無、世界が狂って来たのか。

私が敬愛する山頭火はその点、処世人である、自分が何者か、生きる術を弁え自然体で生き抜き、自然体で世を去った。

来た時も独り、帰る時も独り、私も山頭火のような身の処し方に憧れている。

 

宿命は人も樹木も。

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JICA(国際協力機構)の事業提案書 本日提出する。

提案する申請者側もアドバイス役の担当者も書類作成に多大な苦労した、本当にご苦労な話だが枝葉の部分に時間と頭を費やした。

提案事業が採択されれば、即 担当の評価になる要素が有り真剣勝負の様相があるが、深夜、部屋に篭り黙々と書類を作ってると自分がしてる事に疑問が湧いてくる、単純に奉仕活動絡みだけでなく、自分が今、生きている事、知人の生き方、果ては見知らぬ他人の生き方まで無意味に見えて来る、現在をなり振り構わず生きてる人間が多いがそんなに我武者羅に生きて何に成るか、と考える。

最後は畳1枚の上で暮らす事を思えば今している事の全てが無意味な事かも知れないが、そうでないかも知れない。

時津町の背後に鳴鼓山という里山がるある、今の時期、里山の中腹に枇杷の実が枝を垂らして鈴なりである。

枇杷の木畑は殆ど手入れが為されず枇杷の実は摘果されず放置され、何となく憐れみを感ぜずにおれない。

2,30年前は畑の主も若く枇杷栽培を生業にして生活した事であろうが、時が過ぎ時代が変わり自分も老境に入り先々を考えての決断をした事か。

時代と共に「夢と現実を仕分け」する生き方は賢明な事である、総理が伝家の宝刀を抜いて7月の参議院選挙と合わせ衆院解散、同時選挙を挙行する、かもと誰が流してるのか馬鹿げた風評が吹いてくる。

いくら総理が盲目でもそんなに国民を愚弄する様なことはしない、天に唾を吐くような事をすれば、彼は歴史に汚名を残す男に成る。

自民党時代、麻生副総理、安倍総理 この国を動かている二人に面会する機会を得たが

何の感動、感銘も抱かなかった。

彼等も又、鳴鼓山中腹の放棄された枇杷の木同様、過去の遺物になる宿命。

令和元年 新しい時代の新しい人物を待望する。

うしろ姿

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昨日、一年振りに天草に渡った、いつも陸路高速を利用していたが、狭義、急ぐ事もなく航送船の方が安全で楽。

鬼池港から本渡に入り上天草の松島町までは1時間少々、検査立ち合いのなので現地では30分位の要件。

帰路、対岸に三角、八代を横目に不知火海有明海)を眺める、有明海の不知火は少年時代、母から有明海には不知火という怪しい光が海上に出現する、と聞き、早く大人になって見に行きたいと心の中に秘めていたが今日に至るまで未だ見ていない。

物理的に怪火現象は解明されているが神秘的でモノ悲しく、死人の火魂を連想させる。

最近の社会面は子殺し、親殺し、DV殺しの連鎖が頻発、殺人が流行してるようだ。

戦後焼け跡(五島は戦災は少なかった)の中で育った私達は、読み書きより先に二宮金次郎の話で人の道「忠と孝」を聞かされ育った。

家庭に於ける道徳教育の基本は「人に後ろ指をさされるよう事は死んでもするな」。

扨、安倍・麻生連合軍も歴代総理の中でも長期組に成って来た、歴代長期総理のBEST5に入ったようだ。

評価は今いちだがラッキーなのは「特に代わりがいない」事である。

政権の評価は何年持ったか?より・・・何をしたか。

安倍政権に対する評価を後世の史家や人々に聞いたら面白くなりそうだ。

*写真は不知火海の写真(不知火)

 

 

陽 沈む国 大和。

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長寿社会現象で老後の蓄え預貯金が2000万位必要と金融庁の高官が公言した事が話題になり野党、メディアから叩かれ麻生財務大臣を筆頭に火消しにアタフタしてるようだ。

合わせて年金支給基準の見直し、再生エネ(太陽光発電他)の買取制度の見直しやら、安倍政権が戦後レジームからの脱皮ならぬ平成時代の制度見直しを矢継ぎ早に打ち出してきた、門司港バナナの叩き売りの様相、行き当たりばったりの政策に翻弄されツケは国民に回される。

日本の平均貯蓄は1000万位だろうけど殆ど特定の人に偏重、100万も持たない人がゴロゴロしてる筈なのに。。

古来、神代の昔から日出づる国 として施政者達に喧伝されてきた我国も今が限界。

人口減少問題より深刻なのは見識も常識も勇気も根性の欠片もない施政者達がタクトを握り政治を喰いものにしている事である。

私も長年、行きがかり上自民党に在籍したが悔やまれる、懺悔のしようもない。

余命、幾許の私は日没に立ち会う事はないので少しは気楽だが可哀そうなのは子孫達。

新聞の投書欄にトランプに買わされる何兆円ものF15より年金支給額を上げて欲しい、との声が有った・・・・全ての国民の声を代弁してる、ようだ。

全てではないが政治家ぐらい割の良い職業はないのではないか、2世、3世と世襲が続くのは旨味が有るからで、旨味が無ければ世襲などあり得ない。

私も20年間、行き掛り上泥臭い仕事をしてきたが一段落したら四国巡礼八十八か所、残り十三、四ヶ所の結願時まで参詣したい。

足元を見れば、よろしくない事ばかりだが、視点を変えれば新しい天地が見えてくる。

・・・・どうせならドン・キホーテを真似をして「夕陽の沈まない」内に新たな世界へ出かけたい。