花と蝶


知人の畑を借りスイカと瓜の栽培をしている、摘心が終わり蔓に可愛らしい「花弁」が梅雨空の下で一気に咲いた。
次のステップは受粉である、初めての畑なので人工授粉を考えていたら何処からか「蝶」が飛んできて受粉作業を手伝ってくれた、自然界の摂理か宇宙の法則か人智では説明がつかない現象。
雌花は早朝の数時間が命、このタイミングで受粉しないとスイカも瓜も結実しない。
気が付いたら卵大に成長した幼スイカもあり次の段階はカラスとアナグマ対策、従来型の防除法でなく「カンタロー式」でやっつけてやろうと考案中。
蝶と花は互いに依存しあいながら生命と種の保存を堅持して来た、生物という括りでは同一であるが、方や「植物」方や「動物」である、考えてみれば植物と動物は人間も含めて絶妙の関係で互いに依存し合いながら生きている。
反対に万物の霊長である人間は些細な事で諍い殺し合いを連綿と続けている、万物の霊長ならぬ愚の骨頂、万物で最低の生き物かも知れない、自然界、他の生物に生き方を学ぶ謙虚さがあればこの世から諍いは無くなるはずなのに。
私の周辺でも諍いの材料は日々発生、弓矢が時々飛んでくる。
こだわれば諍いになり無視すればそのうち解消される、所詮大した事柄でない事で「ナンだカンダ」かき回され時間も気分も浪費している。
付き合いを「良い処どり」でいけば折り合いがうまく行く、考えてみれば「花と蝶」の関係も良い処どりで助け合い、決して一方だけの利得ではない。
「花と蝶」「男と女」「山と川」「裏と表」互いに補完し合い調和を取っている。