トマト摘果の理


家庭菜園で栽培されたトマト、良質のトマトを収穫する為には成長過程で出来の悪い奴をホドホドに摘果する事がコツ、
間引きも摘果も同じ理屈、親しい人から我が家の裏庭(畑)でトマト栽培の指導を受けているが、物言わぬトマトに植物生命と自然環境の関係を教わる事の方が多く面白い。

野田政権が自民党の意向を汲んで内閣改造を実施、不信任2閣僚のみならず、鹿野農水相、小川法務相のオマケをつけた
自民党の要求は段階的にエスカレート、野田政権は自滅の一里塚を杖も持たず、目をつぶり、耳を塞いで一途に邁進しているような構図。
消費税増税実施の必要性は政治、経済に係わる人間なら誰でも分る、3〜5%増で財政事情が解消出来ない事も分っているが、反対理由は増税論議前に国民と交わした約束を実現させる事、マニフェストを実現する事である、小沢氏側の言い分が正しい、プライマリーバランス国債の元金返済まで勘案すれば25%位まで引き揚げないと「格付け会社」から信用回復の評価は得れないし国力は揚がらない。
政権の命運は民主党の命運に繋がる、2大政党の緊張関係が良質の議会を形成、欧米並みの政治文化を醸成するものと期待したが一杯喰わされた思いがするのは私だけであろうか。
それにしても小沢氏に対する心証が悪いのは週刊誌の陰謀に思えて為らない、週刊誌を使って何者かが情報操作、抹殺しようとしているように見える。
虎は死んで皮を残す、野田総理は財務官僚に乗せられて救国政権を標榜し危険な賭けに出ているが、2大政党を消滅すれば亡国の宰相として歴史に汚名を残す事になる。
2大政党の構造は堅持しないと政治が怠慢に為り、国益を損なう、此方の方が大問題に思える。

大局を見る見識、摘果の原則は人間社会にこそ必要・・・・