阿吽像の叱責が聞える


東大寺(南大門)仁王、阿吽像、鎌倉時代の作(運慶快慶)
山門から立入る者を厳しく精査、邪心ある者を立入らせない山寺の用心棒、運慶快慶不朽の力作。

梅雨とはいえ毎日、毎日可也な降雨が続く。
ギリシャ問題は再選挙で緊縮財政推進派が辛勝、EU経済危機は取り合えず小休止、海外問題が落着したと思ったら野田政権の「税と社会保障の一体改革法案」が修正に修正を重ね三党合意、難産の上衆院で可決、「増税の前にする事がある」筋を通した反対派の小沢Gは離党届を提出、執行部は本日除名処分にした。
二昨日以来この顛末をテレビ報道で見る限り識者のコメントは小沢Gが評価されている。
田原総一郎鳥越俊太郎などは週刊誌、メデァ等で叩かれる彼を擁護する立ち位置にも見える、マスコミ人が醜聞記事を執拗に書き続けるマスコミ報道を批判、同業者だから見えない部分を看破、事態を嘆いている。
人間は高等動物だから平気で嘘を喋り、時には騙まし討ちにして無実の人間を地獄に送る、村木事件、東電社員殺人事件陸山会事件、数え上げれば枚挙に暇が無い。
阿吽の仁王像から見れば永田町も霞が関も「姑息な鼠小僧の集団」かも知れない。
それにしても松下政経塾の内閣誕生と「野田佳彦総理」には少なからず期待をしたが絶望した、幸之助氏が草葉の陰で流涙してる、彼は雄弁ではあるが詭弁が多く勇気が無い。
社会体験が希薄であるから実社会が理解されていない「自民党員以上に保守的」自民党に入党すればよい、政権交代した民主党総裁としての立場も使命も忘却している。
白鴎大学福岡政行氏がテレビ出演番組で即刻退陣して欲しいと誹謗していたが後世の政治学者、国民識者が20年後、彼をどう評価するか長生きしてみたくなった。