ゆうすげの花 「谷垣禎一自民党総裁」


自民党谷垣禎一総裁が今月の総裁選立候補をリタイアした、推薦人20名確保が難航、支持議員の拡大が期待できない状況を判断しての事であろう。
自民党議員の中でも「谷垣総裁が看板では衆議院選挙は苦戦する」雰囲気が充満、谷垣氏を見ていると誠実・勤勉さは伝わってくるが「人物の度量」が余り感じれない、2000年の加藤の乱で涙を誘った印象派ではあるが、今回は与党青年団長の野田総理に乗せられ振り回された責任は大きい、外野席から見れば3党合意は反故にしても良い立場なのに跡継ぎには合意を継承して貰いたいと言及した、長命乍悲運の総裁、3年も総裁をして総理になれなかった男、歴史に残る総裁になったが夜咲いて朝に散る「ゆうすげの花」に似て儚い運命であった、同情したい部分も有るが3党合意の内容については一党員として怨念を持っている、財務畑を歴任したので国の財政事情を勘案すれば税収upに固執する気持は判るけど、手順が間違っている、なぜ大胆なる行財政改革を実施して後に消費税に取り組まなかったのか京都の「ぼんぼん」には国民生活の実態が把握されていない、野田もダメだけど谷垣も面白くない男の烙印を押されていた、大阪の橋本が受けるのは庶民感覚で政治をやろうと一肌脱いだ気概に支持者が湧いてきたのだ、まさに4000年前、中国(夏時代)の「政事は民を養うこと」書経の文言が生きている。
支持率を回復しつつある野田政権であるが政治がわかる識者はこぞって野田首相を批判している論調、真面目で律儀な態度は政治家に必要であるが、それは最低の条件アタリマエの事で国家国民の為に敵陣に裸で飛び込む決意と勇気を欲しい、口先で政治生命をかけるとか、不退転の決意云々は軽薄に聞えてくる。