蘇州夜曲(エレジー)


知人に貰った古い水彩画を私の部屋に飾っている、多分描かれてから70〜80年は経過している筈である、画家も風景画の場所も分らないが何故か不思議に気に入って毎日見ているが悲しい位暗い描写で心が癒される。
そんな訳でミステリアスなこの風景画の場所を貰った時から突き止めたく眺めていたらテレビ画面に同じような情景の場所が映し出され唖然とした、上海近郊の水都蘇州である。
私も多分中国の何処かと推定していたが上海しか知らないので蘇州とは想定できなかった、蘇州は閑静な水郷の町、この画家が有名、無名、日本人か中国人か全て不明であるが私に取っては生涯離したくない1枚の絵である。
多分、描画した人は他界しているであろうが人柄が何となく偲ばれる水彩画である。
いつか機会をみて蘇州を訪ね此の場所に立って見たい願望を抱く、ドンナ気持になるだろうか
・・・・・行きたい所、したい事、為さねば為らぬ事、沢山あるが、あと50年元気で長生き出来たにしても全て実現する事は難しい、新しい意欲が湧いてくるからである、然しながら所詮、人生は有限、志半ばで終わるのが運命。