蘇州「水彩画」ミステリー行。


私の部屋に掛けている蘇州水彩画(単彩)約100年前の作。
とある事情でこの水彩画が私の部屋に来てから5,6年になるだろうか。
何故か見る人を魅了する、他者はともかく毎日毎日この額と暮らして毎日眺めているうちにこの場所に行きたくなって家内と10月下旬、上海、無錫、蘇州にツアー便乗、この現場に行って来た。
蘇州は「東洋のベニス」とマルコポーロも評したらしく運河の町である、川幅100mを超える運河が長春まで延々1400km、万里の長城を彷彿させる、この絵は脇道的運河の架け橋であろう
蘇州の生活密集地に有った。

有名な場所なのだろうか、彼方此方の土産品店にこの描画が額にはまって展示販売されていたが勿論、私の所有は原画であり異質の物、水彩画の画家が偲ばれる。運河を交通の手段として今も「ござ船」が往来し昔の風情が残っている、蘇州には世界遺産が7か所もあり「千年前と現在」が同居しているような感覚になった。
上海は5年ぶりで有ったが「人口2400万」のこの都市は又、日本的に言えば「六本木と西成」が混然一体となり存在している様相であった。
ツアーで単独行動は出来なかったので次回は友人と共に再度訪中し運河を舟で周航し、この絵の画家を特定したいと思う。