監査役の力量

監査の仕事で役場に日参、代表監査と役場の予算執行状況について各課の課長から説明を受ける。
監査業務は公費が無駄なく適正に執行されているか、特に今年は補助金助成金の使途、随意契約の妥当性、公共工事のありかた、談合阻止について監査力をつける事に努力している。
予算執行の裏側には必ず物理的な事業があり、其れなりの事情、背景があるが年次的には効果が期待できない事業も多々ある。
役所的には無駄な支出はしていないと言う弁明が帰って来る、カンパニースタンダード(企業的価値観)で計れば余分な部分が多々織り込まれている、事業仕分け地方自治体にも必要である、本来なら議会が機能し是正を求めていく立場にあるが事業精査するには社会事情と事業内容に精通していないと的確な指摘が出来ない、何処の自治体を見ても議会には行政能力を上回る見識、判断力が欠如しているから、旧態依然とした行政運営になってしまう。
定期監査はある意味「所管課長・職員」の力量評価でもある、裏返せば「監査役も力量査定」を所管課長からされる立場にある。
大阪弁で言えば「ナンボの者か」秤に掛け合っている関係、緊張感のある関係が望ましい。