時津氏の消長・・・

来月の時津史談会で私が会員講師として「時津に関する歴史」研究を報告する羽目になっている、テーマが一番に難しい「時津殉教史秘話」が本来得意分野であるが先般同士の某さんが近い処をやったので鮮度が無い・・・そんな訳で最も身近な時津に因む「時津氏一族のの消長」について発表する事にした、12世紀の中世に遥か関東より西国、彼杵庄に赴き地頭として在した時津氏こそ「露の如き薄命の一族」であった。
来たる部分は「郷土の史書」を通して窺い知れるが、去る部分は戦いの中で抹殺され、記録は残されていない・・・そんな訳で時津に時津氏なく、長崎・深堀・香焼地区に時津姓が現存しているらしい・・・
隠された歴史の発掘は郷土史の調査、そして史家の推測と検証の世界、
時津氏は歴史から抹消されても地名に「時津」を残す事が出来た、鎌倉から室町に懸けての僅かな時間の中でしか存在していない時津氏であったが、今日、時津町は隆昌を極め、今だ発展途上で活力に溢れている。
「時津郷土史思考」川道先生の力作である・・・
史実の裏づけが無いので勢い客観的考察に頼らざるを得ないが改めて川道岩見氏のご尽力、ご努力を称えたい・・・
7月史談会では私の考察と会員各位の考察を討論してみたい。