独白・・・

6月1日、当年67歳になった。
会社人間の世界ではリタイヤー組が大半で現役は稀少、自営業は生涯現役が宿命であるからこの年齢でも殆ど頑張っている、毎日、毎日が冥土の旅の一里塚と考えれば健康で平穏な家族を初め友人知人に囲まれ、職務、公務、社会奉仕に勤しむ事ができるのは有り難い事である。
職務は後継者を育成し早晩、離脱する事がが賢明であろうと考える、公務は公約実現を果す処までが使命、NPOも同様である.
本日日曜ミサの主任司祭の説教が胸に響いた、ランボー「最後の決戦」のフレーズが紹介され「無駄に生きるか、何かの為に死ぬか、決めるのはお前だ」と有るらしい、実社会に出てから常に自問自答して来た問題である、私の場合「何かの為に死ぬか」でなく「何の為に生きている」のか・・・である。
此れは今日、私の日にとって非常にタイミングの良い説教であった、私にとって生来のテーマであり、残り少ないが生涯のテーマである、使命と役割を抱きつつそれに向かって努力する事は険しく厳しいが生きる喜びにツナガル。
息子達を初め、連れ合いからもお祝いの電話を貰った、遠く離れていても親子の縁は永遠である、昭和16年、私の時代は生まれた時から軍靴の足音が鼓膜に響き、3歳の時、疎開地五島で死線を潜り、B29の空襲に脅えながら育ってきた。
瞑目すれば67年の年月が走馬灯のように去来する、思えば遠くに来たもんだ・・・・・・此れが実感。