大村湾エレジー

12月にしては温暖な天候で大村湾は波、静かなり・・・
午後から「琴海ベイハウス」に観察に行く、ストックしていた「牡蠣」を近辺に放流する、早晩、食材になる運命であるがせめて生きている内ぐらいは自由にしてやろうと考えた、2週間ぐらい「篭ぐらし」させていたら身が痩せて来たからである
篭によるストックは牡蠣に大きなストレスを与え「味落ち」も予見される・・・
Nオーナーともども「オーシャンパレスCC」にパール作戦の企画提案を打診する、感度は良好・・・正式には企画書で検討を依頼する・・・一歩前進である。
巷間の情報によれば今年は極端に「なまこ」不漁のようである、原因は不明であるが生育環境が悪化したのだろう・・・自然はひとたび変化を始めたら止められない
諫早湾も調整池の水質と汚濁を解消しないと「タイラギ・牡蠣」の復活は期待できない・・大村湾も「なまこ」の消長を通して打開策を講じるべきであるが果たして対応策はあるのか、20年来湾岸生息生物の観察を続けてきたが温暖化に伴う水環境の変化が生態系を変質させ変化に対応できない生物は激滅から絶滅えと発展する
一年を振り返れば「起伏の激しい年」で少々疲れはしたが気力は些かも萎えてはいない、総体的には将来につながる材料を発掘或いは保持できた、充実した一年。
・・・余す所あと6日間、公私に渡る総括もしてみたい。