教師は母・・・

「世の中は今日より他は無かりけり昨日と明日は我の知らぬ日」・・・詠み人知らず。
「明日あると思う心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかえ」・・・・・読み人知らず。

読み人知らずと書いたけど私に教えてくれたのは母である、母は格言や諺、果てにはこのように万葉歌人の句まで用いて人生(処世)の有り様を示してくれた。
大正・昭和初期の大人たちは学問は今のように無かったけど実社会で生きる術を「親が子に伝え」「子が又子に伝え」作って来た歴史がある。
社会にでて私が学んだ事の80%は社会にでる前から母に教えられていた、その時は理解出来なかったけどアトで気づいた事が沢山ある・・・母は生涯、最大最高の教師であった。
そして私を自分(母自身)以上に大切にしてくれた人を私は知らない、三人兄弟の末が私であったが愛情はきっちり三等分、公平・平等に扱ってもらった、私の子供たちも他の孫達も同様である。
母は逝って尚、私を案じて呉れている・・・苦しい時に決まって出て来る・夢かウツツか分らないが。
今日、一日も無事に終った、就寝の時が来た・・・・午後12:00JUST。