夜 眠る花


庭のプランターに咲いたチューリップの花、家内が丹精込めて育てた。
花屋の花より見事に咲いたので観賞用に食卓に飾る事にした、朝から昼にかけて花弁満開、午後より萎みに入り、夕方には蕾風になるが、中には写真のように開いたまま蕾風になれない花弁もある、それらは花の生涯が近い兆しらしい。
聞けば全て花の習性とのことであるが、私には初耳で新鮮に思え「花も夜 寝るのか」と感慨に浸る、植物も動物も同じ生理が働く事を実感、夜寝て英気を養い、朝元気よく自分の使命を果たす為に咲き誇る、何と健気な事か。
「ゆうすげ」「月下美人」夜咲く変わり種も何となく魅力的だが、私と生活時間を共にする花達に愛おしさを感じる。
 
政府は地方自治体公務員に給与の減額要請に入ったが思うような回答が得れず往生しているようだ、応諾しない自治体には交付税の減額措置がなされる事は必至、不交付団体なら兎も角、親の仕送りで生計が成り立っているのに親の要請が聞けぬでは筋が通らない。
交付税減額措置になれば公共事業、サービスに反映され付けを回されるのは住民。
県内自治体、時津町も多分、まだ受諾の回答をしていない筈、早晩、受諾を迫られる。
この踏絵は「住民の為の自治体か、自治体の為に住民があるのか」が問われると同時に首長、特に議会の見識と決断が問われている事を洞察すべきである。
間違っても3年前の人事院勧告を議会が否決、後日撤回したような無様な事が有ってならないが、現在の議会の有様ではワカラヤイ、判断基準を持たず決めるのだから尚、始末が悪い。
春の陽射しが列島に照り始めた、春夏秋冬、一年で一番の季節・・・。

只今12時少々前、チューリップ達は熟睡、若しかして夢でも見てるのかも知れない。