可笑しな意見書・・・

東彼杵町の龍頭泉を初めて訪ねる、水車が2台あり老朽化した一台が回転しなくなった為、私が作った水車ではないが行き掛かり上の関係で診に行った。
木造で25年〜6年経過し構造部分が腐敗し芯が狂っていた、芯が狂えば遠(求)心力を失い楕円を描き一気にガタが来る、これは人間社会の構造も同じで、手直しレベルでは解決できない。
長崎新聞に時津の某氏が熊本県知事の姿勢に共感し投書、長崎県知事にも財政再建に対する意欲を行動で示して欲しいと訴えていた、全く同感であり私も共鳴する。
その一方では海難事故に遭遇した「第11大栄丸」を国、県に引揚げさすべしとの投書がある、金子一平国交相が引揚げに言及した事を踏まえての話であるが、オカシナ話である。
長崎県議会も国に意見書を入れたようであるがコレマタ可笑しな話である、犠牲者家族の心情を考えれば情において理解できるが民間事業者の事故処理を国県が公費を使い為さねばなら無い理由は無く、そんな事が現実になれば無理難題が罷り通り、世の中常識も見識も木っ端微塵に霧散、正論が正論で無くなり、奇妙奇天烈な悪例だけを作る事になる、意見書だけでも長崎県の常識を問われる危惧があり、直接効果は期待できない。
意見書と言えども出さない方が良い場合もある筈である。