「厚黒学」は帝王学か。

自民党の総裁になった麻生氏を初め当選7期の代議士で「士志の会」を作り、月一回の懇親会をしてるらしい古賀選対長・高村(元)外相・久間(元)防衛相・そして今は無所属の平沼赳夫氏、赤坂の料亭で総理総裁論の中で「坊ちゃん総理」に「厚顔無恥」を勧奨したらしい、「厚黒学」は中国の帝王学で人の上に立つ者は、凡そ「腹黒く・少々厚かましくないと立場を保てない」という事になる、韓非子の教えに近い。
あまり賛同出来ない事を勧奨しているようで面白くないが、ソンナ話が出るという事は総理が「善良な人間」の証左という事なのか。
党の総裁選で勝利し日本国の総理に就任した麻生氏は国政選挙の洗礼を受け自民が勝利した時、初めて名実共に総理たる存在になる、と言及した、彼の胸中は未だその領域に到達していないのであろう、それ故に国政選挙で何が何でも勝利し確固たる名宰相としての名誉と地位を確保したい、その為に手段を選ばず「マキャベリスト」に成ろうとしている、焦りが見える。
今日は諫早市長選挙運動の最終日、午後7時30分からマイク収め式に参加した、吉次市長の後継宮本候補は選挙ヤツレ一週間で5kgは痩せた感じ選挙は激務である・・・考えて見れば私の選挙の時は7〜8kg位は痩せた記憶がある。
候補の挨拶は300百年続いた家柄の「宮司」らしく、今の心境を「尽事を尽くして天命を待つ」「明鏡止水」の境地と語った、この境地は戦った者にしか体験できない。
彼には「厚黒学」を会得して欲しく無い、使命と役割を果す為、敢えて脱皮、変身を余儀なく自分に課せる人、ハタマタ持って生まれた体質が「厚黒」ソノモノの御仁も存在、彼らは自然体で全うできる。世の中の為にどちらが良いのか分らないが少なくと「利害得失」抜きで有ってほしい。