「まぼろしの時津一族」推考

梅雨を殊更に感じさせる雨である・・・・
日本の梅雨は第5の季節ともいわれるらしい、春夏秋冬の中に例年、異質の気候が割り込んで風土化している様を著わしている。
水問題で頭が痛い時津には恵みの雨で値千金・・・地球規模では砂漠化が音を立てて進んでいるが、東アジアに位置する日本は将来的に亜熱帯化方向(特に九州)で多雨性気候、時津の水瓶も満杯になれば水難は即解消、大枚ハタイテ水源開発に投資する事はナイ。
陸も海も温暖化で生態系は異常化・環境問題等々、新たな自然(人為)災害が予見される、先日、国も地方も物理的に将来はクライと、予測をしたが地球規模で考えればスケールが違う「温暖化阻止」は洞爺湖サミットの最大の議題である、若しかしたら政治家は不可抗力の問題に取り組もうとしているのではないか・・・?
シナイよりしたほうが良いに決まっているが・・・シテモ効果がないなら、シナイのもオナジ・・・世界の指導者の今の状態は「悪戯をして母親に怒られ「ベソ」をかいている赤子」に見えてくる。
・・・「まぼろしの時津一族」概ね纏まって来た、
中世、肥前国彼杵郡の関係史料・・郷村記・深堀文書・福田文庫・大村家記など照合すれば、記述に誤謬・矛盾・作為、が多々見受けられる、権謀術策が日常的に横行した戦国時代、命脈を長らえたのは政略に秀でた一族(悪く言えば要領が良い)、「非情さと武勇と猜疑心」を同時に持ち合わせた一族のようである・・・
時津一族はどちらにも属さず、些少な史料で推測すれば、むしろ不器用で平凡な生き方が見受けられる、然しながら当時の価値観で考えれば「逆も又、真なり」非凡な東国御家人の末裔であったようだ、ナントナク人間味に親しみを感じる部分もある。