友・遠方より来る・・・

新年の書初めである。
年末から昨日まで客の出入りが絶えず対応に追われてブログが書けなかった、酒が入るとブログが煩わしくなる。
30年ぶりに同級生が東京から訪ねてきた、「友有りて遠方より来る」昔は家内とも共通の友人であったので宿を提供し歓待、酒杯を重ねる・・・特に親しい友人達が競争するように急逝していくので彼の安否も気懸かりであったが元気な姿を見て感慨深いものがあった、彼は剛直であるが故に・不器用・処世の術を弁えず、わが道を行くタイプ、無名の者が己に忠実に生きるにはこの世は厳しく険しい、事情を聞くまでも無く、苦労の沙汰が垣間見え、胸につまされる・・彼のような男は戦国時代か動乱、乱世型で、平和な時代には厄介者扱い・・産まれて来る時代を間違った。
再会を約して別れたがモシカスレバ此れが「今生の別れ」になるのではと感傷が走る、気の良い友人達と過ごした想い出は掛け替えの無い生涯の宝物である、友の問題を我が事のように案じ、支えあってきた関係は利害得失によるモノでなく純粋。
壮年・熟年に成り、知り得た友人知人は仕事、立場柄、数百数千人に及ぶが今、見直しても青年時代に得た友情の絆には比較にならない。
一期一会、此れは人生普遍の真実、袖振れ合うも他生の縁で・・無為には出来ない。