落日に。

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私の近くに若い時からの友人で元気な好漢が独り居る、彼とは80歳まで海で素潜りをやろう・・・と10年前に約束、毎年 西海市大島海峡の磯で実行、調査素潜りで魚介類を

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今年も梅雨明けに潮をみて行く予定、時々共通の友人達とカラオケに行くが彼の好きな曲目に小林旭の「落日」がある。

小林 旭が美空ひばりと離婚、事業も失敗、一時は死ぬ事も考えた頃、自身の境遇と重ねて吹き込んだエピソードがある。

彼も又、事業で失敗、細君、家族とも離縁、地獄を見て暮らした体験の中で共感する部分が有り好んで歌っている事かと理解しているが、なかなか味のある歌である。

写真は私が毎日ウォーキングの中で目にする夕暮れ、落日の情景。

暮色に映える棕櫚の樹木、毅然としてるようにも見えるが、可成りな老木で人間に例えれば余命幾何の感じである。

人生の落日と重ね合わせた時を最終章を象徴しているような情景である、時津港のウォーターフロント公園からこの風景を見れば、必ず人生の落日を感じ感傷的になるのではなかろうか。

若く希望にあふれた青春時代、現実に追われ夢も希望も喪失する時代、そして残された時間と拠り所の何かを確かめながら落日に暮らす老年時代。

落日の夕陽に自分の過去を重ねた時、自分の人生を量れそうな気がする。