竹馬の友を悼む。


鹿児島県出水市 林野に逞しくも健気に咲く野生の彼岸花  (故)川野正男君に捧ぐ。
竹馬の友と言える友人が亡くなって十年近くになるであろうか、今月の29日が彼の命日。
五島列島終戦後の福江町は未だ市制化されておらず南松浦郡が頭についていた、同じ町内で当時は木造2階建ての福江小学校に入学したのも同年であった。
若くして起業独立した共通項もあり社会人になってからのほうが親密に為り間断なく交友は続いた、バブル時代は不動産業を営む彼に事業経営でも支援して貰った事がある。
最後は心筋梗塞心不全)、心臓病で独居死を遂げたが悼まれる急逝であった、時々ではあるが今でも夢の中では元気な彼と交遊をさせて頂いている、昨夜も細かい事は定かではないが何となく楽しい状況を共有している夢であった。
夢の正体は睡眠中に起きる体感現象の一つで知覚現象を通して現実でない「仮想的な体験を体感する現象」らしい、欲求と現実のギャップを解消する作用に繋がり脳にとって精神を好ましい状態に復元できる、前半は学者のオピニオン、後半は私の自説、付け加えれば夢に登場する人物(生死を問わず)の意思も反映されているような気がする。
次回上京の折、八王子市の墓前で「スーパードライ献杯」したいと思う、こんな気持にさせるのは若しかしたら彼の意思の働きかもしれない・・・とも思う。
図らずも本日、同じ工業組合の福富管工㈱福富会長が急逝、享年64歳、死因は心筋梗塞らしい
身近な関係者が急逝したら何となく恐怖を感じる、私の場合、精神的には「未だ覚めず地塘春草の夢」人生中途にも至らず現時点では死んでも死に切れない、仏教的には往生も成仏も出来ず餓鬼になり地獄に近い煉獄で彷徨う事になる。