「右顧左眄」辞書で引いたら・・・。

昨日の新聞記事にかつて総務大臣を体験した片山善博氏の論説が慶されていた。

総務省幹部が「集団接待」を受けていた背景が克明に解説され、私の考察と同感。

縦社会の組織で上長の機嫌を損なえば昇進は望めず忖度に走るのは当たり前の話で役人を咎めるのは酷で「立場を利用して誘惑」した側に起因、断れない立場に立つ者を庇護した論評になっていた。

逆説的考えれば彼等も政権の被害者であり、可哀そうな側面もあるが、バレるまでトコトン嘘で固める姑息な姿勢をみれば「ザマ~見ろ…」言いたくなる。

片山氏は上級役人は「右顧左眄」政治家の顔色を見て暮らす事になる、と書いていた。

右顧左眄とは関係者の顔色を見て方向を決める、若しくはハッキリさせない…と辞書に解説されていた。

立場をギリギリまで明かさない人間は戦国時代~古今東西、多士済々。

今の政権も日和見政権で老怪な御仁の顔色を窺い自分の見識も常識も持たない…答弁も

役人の答弁書を棒読み、様相は将に忖度政権。

序に類似語を検索してみたら「鼠首両端」が有った・・・これは穴から鼠が首だけ出して左右を見てから出てくる様を表現した熟語、人生訓として的を得た訓語であるが、稚拙で情けない。

経験豊かなプロは経験値を通して洞察力を養い見えないものを読む力を日頃から醸成しておかねばならない。