「コノハチョウ」の知恵。


夕方、日課のウォーキング出発前,庭のフェンスにぶら下げたフラワーポットに蝶がきて蜜を吸い始めた場面に遭遇、紋様のきれいな蝶で観察していたら私に気が付き羽をたたんで瞬間的に変身した(左端)。あまりの早業に驚愕、何と枯れ葉に変身してしまった。
亜熱帯に生息する生き物は擬態、偽装の名人と承知しているが、まさか我が家に舞い込んでくるとは考えてもみなかった、中国の変面ショーさながらでその進化の英知と強かさに脱帽。
珍客なので知人に写真を送り調べて貰ったら「コノハチョウ」と返事が来た、主として沖縄県が生息地、やはり亜熱帯の生物であった。
西の果て長崎県も亜熱帯化して生物移動が始まったのかと思わざるを得ない、長崎の沿岸海域は既に温暖化現象でサンゴの発生を確認済みであったが、陸上飛来の蝶とは初見であり不思議な気分になる。
考えてみれば、擬態偽装は何も亜熱帯生物だけではなかった、人間社会、政治の世界にも多種多様・・・新聞で問題発覚した森友、加計問題、五輪誘致、都議会疑惑等々枚挙を厭わない。
ベトナム少女殺害事件、全て犯行~犯罪者は擬装擬態、他人を欺き、果ては自分迄見失い家族まで巻き添えにする、よくよく観察すれば生物の方が遥かに賢く天敵からの「防衛と生き残り」を賭け擬態偽装する訳で人間のように「物欲、情欲」の為ではない。
政界には魑魅魍魎が棲むと断じた輩がいたが残念ながら棲息している、それに比べれば「コノハチョウ」の擬態と偽装は極めて「シンプル」で美しくもある。