ラオスの小坊主くん


ラオス国の訪問で1週間、空けてしまい滞積した用件と毎日向かい合っている。
日本大使館、JICAラオス事務所、JETRO、ボケオ県庁等々訪問、個人的には土産を買う時間も無かった、ラオスは雨期から干期に変わる時期で日中は39度。仮にODA事業が採択されても技術者が現地に行ってくれるのか、心配になってきた。
おまけに風呂文化がなくシャワーのみ、一日の仕事が終わっても風呂には入れず風呂に拘らない技術者を探さないと派遣できないかも。
現地JICAの職員と事業について質疑応答、厳しい指摘がなされた、使命感と耐力・気力情熱で突破するしかなく採択されても険しい道のりを越えて行かなければならないようだ。
社会奉仕、国際貢献この年齢で「何を、今さら」と自分でも思わないでもないが、婆さん譲りの持って生まれた性分か、人に話せば「気は確かか?」疑われても仕方がない。
「我が人生に夢とロマン」最大最後の機会、途上国ラオスで完全燃焼できれば本望、齢77老身をメコンの畔に果てても悔いはない。
ラオスで逢った邦人たちは官も民も「日の丸を背負って戦うアスリート」の姿を彷彿させる、祖国を離れ日本国の代理者として使命感を持って頑張っている、何とも頼もしい。
現地人に案内して貰い川の畔のお寺を訪問、由緒のあるお寺らしく子供が庭の掃除をしていた、写真を頼んだら僧衣を整え傍に来てくれた、少年は、はにかみ乍ら私と被写体になる、細やかな所作の中に国民性が現れ感じ入る。
仏の国「ラオス」、開発途上国のこの国は大きな可能性を秘めている、努力する者が報われるラオスバージョンの「社会システム」を私達の手で一日も早く構築実現させたいと改めて誓う。