常在岐路・・・

平戸の養殖場に現場を見に行った、業暦40年の某社、湾内全域を養殖場として事業を営んでいる。
魚種は「フグ・鯛・ハマチ」である、フグが一番商売になるようだが売上げは年一回で事業費に多額のツナギ資金が要るようだ。
事業提案を踏まえて同行した経緯もあり「思考回路」を縦横無尽に疾駆させ勘考、平戸海産物で未利用資源の発掘と商品化が課題である。
予てより構想の材料があったので土地の方に某海産物の量と有無を調査確認の依頼をした、従業員の人達は一様に若く純朴で礼儀正しく都会の人よりケジメを弁え好感が持てた・・・・
帰路、小佐々で業界の人達と歓談する、真珠もアワビ、カサゴも流通に乗せるのは大変厳しく、廃業、半端な規模では採算が取れない・・・・新水産事業のどの分野に切り口があるか、地域の事情、流通形態、市場規模など小規模事業所には手におえない問題が山積、生粋の相談相手を欲しがっている。
商売の世界は博打の世界、勝つか負けるか、全てか零か、戦わずして勝つ方法は無いのか、ソコデハ発想と工作がモノをいう・・・
後日の面談を約して帰ってきたが、複眼でものを見る習性が必須要件で
あり、先見力を養う努力が日常生活の中で求められる。