原点回想(その1)


議員研修で名古屋に赴く、セミナーは「タブレットで変わる二元代表の連携」中部地域、市町からの参加者で講座は満席であった。議会のICT化は時代の流れであり、時津町においては既に行政、学校共にペーパーレス化で進んでいる、全国的に議会もタブレット利用による議会運営が叫ばれているがネックは議員の拒否反応、頭では時代の流れを理解できても自分がパソコンを使えないので時期尚早、云々という事になる。
本来なら、町民代表たる議員は使いこなせて当たり前なのに、地方に行くほど遅れている、選挙時の選択肢は習得技量等を有権者は考えないと、益々後進議会になり兼ねない。
名古屋は20年振り位になる、夜 ホテルの近くを散策、青春時代に闊歩した納屋橋、広小路界隈は昭和の面影なく整然と都市化され60年の変遷を改めて感じた。
都市は年々歳々、人間の情念と感性,価値観で進化する、翻つてそこに住む人間は如何か、都市化と共に人間は雑種化、時代の進化と共に人間性を消失、無味乾燥の集団が多数派を構成、社会の価値観も構造も分り難い方に変質していく。
政治もそんな新人種に迎合していかないと選挙に勝てず社会がジワジワ劣化していく。
私が名古屋で暮らした当時は「1弗=360円」の時代、初任給は8700円で赤貧の青年時代。
それでも名古屋で暮らした3年間は私の社会人形成で大きな意味を持つ、私にしか分からない事であるが名古屋時代を抜きにしてその後の私も現在の私も無いといっても過言ではなく母の胎内に等しく第2の故郷、原点である。

濃尾平野に悠久の時を抱きながら悠々と流れる長良川木曽川の水は今も変わらない。
《★ブログで昔からの事を何回か振り返つてみたい・・・》

     (写真は納屋橋から「南」の繁華街を望む=昔の温泉パレス方面)