独居「疑似体験」収穫あり。


日本国中梅雨真っ盛り、6月は天候不順に見舞われ「里山くらぶ」の例会を三回延期した挙句中止せざるを得ない羽目になった。
個人的には家内が長期温泉療法で不在、3週間、独居老人の体験をする事になった、友人達の何人かは本番の独居生活を強いられているが私の場合は疑似体験に等しく、貴重な体験をした
食事は半分自炊、半分コンビニ対応で賄う、生活上は特に不自由は感じなかった。
離別が本物なら別の感傷も生まれて来たであろうが、一過性の独居は物理的には不自由さを感じない、改めて便利な世の中になってしまったものだと感じる、これでは結婚しなくても自活出来るわけで少子高齢化社会に拍車をかけているのはコンビニ社会にも一因があるのでは思う
年を取って一人で暮らす形の有様をこの時期に体験できたことは幸か不幸か。
一人なれば100%自由で「あれもこれも・・・」銅座、浜口にも一人で飲みに行こうと思っていたが何一つ実現出来なかった、時間だけは物凄い勢いで音を立ててドンドン過ぎた。
喜寿を迎えた私も「はた目」には老人、私がいくら気張っても実年齢よりは少々若く見えるというだけの事で死神はそこ迄すり寄ってきていると自覚しなければいけない。
フクロウ並みにかしこまった生活の中で新しい発見もあった、独りの良い処は自分と対話ができる事だろう、疑似体験として独居生活は必要、残り少ない時間を感謝の気持ちで過ごすことができれば人生に悔恨を残さない。