人生の幸福 「五つの条件」

時津町に有る県立盲学校「盲学校だより」が送られて来た。
校長先生の寄稿に表題の内容があり、スイスの心理学者で精神科医カール・グスタフユングが唱えた五つの条件が紹介されていた。
1)健康である事
2)ほどよい程度のお金がある事
3)美しいことを感じる能力がある事
4)人と仲良くしていく能力がある事
5)朝起きた時、やらねばならない仕事がある事
異論を唱える余地はないが、客観的に考えれば確かにそうである、然し「健康でなくても」「お金が無くても」「その他3,4,5」の条件を兼備しなくても「至福の境地」で暮らしている者も沢山いるのではないか、幸福論は人によって異なり10人居れば10通り有るかも知れない、私を五つの条件に当てはめれば「80点位」に近いが、私なら「夢を共有する人を持っている事」を付け加えたい。
今年、喜寿を迎え残された時間の中で、人生を謳歌し完全燃焼が私の願いであるが、時間が私に歩調を合わせてくれるかが問題、多分駄目だろうが。
 
樹間に見覚えのある里山の風景が視野に入った、冬空の下、梢の葉を散らした老木の枝木が侘しい、恰も老の入口に佇む私の姿を反映してる様で、 愕然とする。