龍頭観音ふたたび


藤原正彦著「国家の品格」を過去に読み「品格」の貴重さを痛く感じた事が有る。
人間の品格、男の品格、親父の品格、社長の品格、議員の品格等々立場のある人に求められる品格は平たく言えば「尊敬に値する言動が伴う生活」ではなかろうか。
特に議員は法に関する権限に携わる訳で模範的な行動が求められているが上から下まで「不倫、贈収賄、口利き、脅迫(恫喝)詐欺窃盗」白昼堂々と不道徳な行為、公金横領、オンパレード
品格のかけらも無い、政治家が一番下品で汚れているが資産が有るので有能な弁護士を雇い「黒を白かグレー」にしてしまう、本当は政治家にこそ一般人より以上の重罰を科し一罰百戒にすれば良いのに、怪しい奴を排除出来るのは選挙民だけなので厳しく精査して欲しいものだ。
龍頭観音が恋しくなりネットで検索してたら私の所蔵する「龍頭観音」が出て来た2011年8月1日「龍頭観音ヒストリー」。
あれから6年、本来の所持者は生死不明、当初の年齢からすれば90歳を超え黄泉の国から何らかの沙汰が有るかもしれない。
ラオスで見た観音菩薩、韓国慶州の菩薩、四国八十八所の菩薩、数多の菩薩を拝観して来たが掛け軸に立つ私の龍頭観音が一番美しい、きつと名のある人が書いたのだろう、私の存命中に画家を探し当てたいものだ、これも私の生きる手立ての一つにしたい。
いろいろ考えれば不愉快な事も楽しい事と同じぐらい沢山あるが、最後は死んでチャラになる、ここだけは平等、貧乏人も金持ちも強者も弱者も一様に死は突然訪れる、天界に弥勒菩薩がオワスナラこの世で貧しかった人達を反対に富める組に入れてバランスを取って欲しいものだ、正直者が貧しく強欲な悪党が富める社会は間違っている。
写真は私の所蔵する掛け軸「龍頭観音」龍の頭に観音様が乗っている。