何ごともなく元旦の朝・・・


2016年の元旦、崎野半島から大村湾を望む、月日の変わりにも何ら変わる事なく大村湾は静かに波を湛える。

 今年くらい平穏に正月3が日を過ごす事が出来た日は無い、考えて見れば社会に出てから56年間何時も何かを求め、何かに追われながら生きてきた。
 親しい友人達が如何いうわけか次々と鬼籍の人となり私だけが生き残った、特別 生命を守って生きて来た訳でもないのに私だけが元気で活きている。

人間に使命があって先に使命を果たした者がこの世を卒業し、未だ果たし得ない者がとり残され留年してるかのようにも思えるし、そうではなく「自然の摂理、天地の計らいの中で生かされているのでは」とも思える節もある、厳格には人智で計りしれないのが人生のようだ、人間に生まれてきたのも自分の意識外の事であり、死も意識外の内に突然訪れるのかも知れない。

「人生80年 残り 6年」  自分的には結構人生を満喫している部分は有る、決して楽では無かったけど、特別苦痛に感じた訳でもない。
時々、「月光の里の小松先生」を思い出す、若かりし時 多々人生のご教示を頂いたけどこの年齢になって改めて咀嚼消化できた。
何ごとも無しを良しとして「自然体で爽やかに一年生きて行きたい」と思いを新たにする。