ふるさとの山に向かいて・・・  呑舟




12月になってしまった。
10月・11月は文化の秋、スポーツの秋、自然探勝旅行の好機で可也の日程で予定を消化、仕事面でも唐人屋敷の誘導門基礎工事が進捗、工程段取りにも追われ四苦八苦の連続ではあったが此処に来て一段落した、いずれも前向きの仕事なので四苦八苦と雖も時間調整に苦労しただけで以前の労苦からしたら大したことは無い。
11月26日〜28「町老連の視察研修で五島列島を縦断して来た、福江を出てから五島に何十回渡海したか数えきれないが、用件は時々で異なり今回のような旅行は初めてで複雑な想いも交差。
時津の新しい友人知人達、20数名と世界遺産候補の教会群を視察、途中で名所旧跡も見学した、特別な想い出は何と言っても鬼岳、啄木の「ふるさとの山に向かいて言うことなし・・・」全く同感で、亡き母の存在に等しい。
鎧瀬海岸から観る鬼岳(写真)は好物の鬼岳饅頭そのものでほのかに甘くなつかしい。
夜、高校時代の友人に案内してもらい時津の同僚達と痛飲、宿に帰ったのは12時ぎりぎり。
五島市老連の役員達と意見交換した、聞けば過疎化の大波に飲まれレッドマークの状態、
組織消長の命運は役員リーダーの双肩に掛っている事を認識していない事が一番の問題
何事も現実を見据えて果敢に対処していく攻めの姿勢が必要である。
徳洲会「徳田 毅代議士」の母親「秀子さん」が本日、逮捕された、先代徳田虎雄理事長の時代から長崎に於ける身近な人間の一人として残念でならない。
公選法違反とは言え汚い金を回した訳ではないのにと思うが、卑しくも立法に係る議員ならば法に反する事は許されない。
好漢、徳田虎雄氏の比類なき功績が彼の晩年にこんな形で損なわれることは返す返すも惜しまれてならない・・・・・・・・何ともわびしい晩秋である。