地方自治体「ラスパイレス指数」に関する矛盾


長崎県庁の玄関先に来月から始まる「ランタンフェスタ」のアニマル行燈が設置されていた、「長崎くんち」が300年余の伝統的祭りに対して「ランタン」は30年前、新地の若手経営者達が町興しの一環として出発したのが契機、今や九州で最も観光客を呼べる冬の催事になった、この成功事例は長く後世に語り継がれる。
長崎県もここ数年パットした材料がなく「眠 狂四郎もどき」で有ったがアベノミクス効果であろう公共工事主導で建設業界も活気が出てきたような気がする。
面白いもので県に活気が出てくると周辺自治体も誘導されるのか追随する、多分、親子関係に起因するからか。
国家公務員に準じて地方公務員も「7,8%減給」が麻生財務相主導で発令される気配、ラスパイレス指数で国家公務員の「100」を超える自治体が全国には存在する、国の仕送りを受けながら国より「高級を取る」のは矛盾した事である、時津町職員給与もラスパイレス指数「101,8」1,8%優遇されている。
お隣の長与町は単純値ながら「96,5」時津町より5%低額、短絡に比較はできない部分は有るにしても、このような矛盾を放置してきたのは国の責任、地方交付税不交付団体なら兎も角、是正措置は遅蒔きながらの感。
長崎県も県民所得は最下位レベルにも関わらず知事報酬、議員報酬共に類似規模自治体に比べて高額、財政再建の一丁目一番地は本来、このような矛盾の是正から出発すべきであろう。
本来、議会が機能し訴求すべき事ではあるが、悲しいかな本気で指摘糾弾する代弁者はいない。