30年振りの若宮神社「竹ん芸」。


長崎市伊良林町、若宮神社の神事「竹ん芸」長崎に住む娘に招待を受け30年ぶりに見物。
伊良林一帯は幕末、坂本竜馬達が日本初の商社、亀山社中をを立上げ市中を闊歩した由緒ある
地域、小高い岡の上からは諏訪神社長崎奉行所、代官屋敷など長崎市街が一望でき、角度を変えれば長崎港、出島も視野に入り当時の時代背景からすれば「展望所と砦の役割」を果し得る場所であったようだ、チョロチョロと英彦山から流れてくる山水の水路は日陰部が苔生し往時を偲ばせる。

狐面を被り4年もの青竹の最上部で曲芸を演じる無形文化財の「竹ん芸」を見ながら30年前を回想、勤皇神社の別名を持つこの神社の曲芸を幕末の志士達も見物したであろうと想像し暫し感慨に更ける、4百数十年の由緒あるこの神社も維新志士達の歩いた歴史も、そして今日この場で掛け声を挙げ見物する老若男女も過ぎて終えば全てが一括りの過去になる、ざわめきの中で一人過去と現在、未来世界に想いを馳せる。

維新と言えば「橋本維新の会」は東京事務所開設、自民党、みんな、国民生活の順で挨拶回り、民主党は後回しになった、これな安倍総裁就任の挨拶に際し経団連の米倉会長が野田新内閣より自民党を優先した事と機軸を同じくする、誰が見ても野田政権は死に体で「悪あがき」同然、政治家で無ければ有能な男達であろうが立ち位置が間違ってしまい不幸な結果を招いた、自業自得の要素も有るが不運な部分もある、橋本維新の会も少々態度が変え「毅然」とした言動になって来た、調子に載りすぎて「支持率」が低下、今度は気を引き締めたのだろう、それにしてもNHKや共同通信の支持率調査の情報は頻度が多すぎて功罪がある、政治家は振り回されて終うのではなかろうか。

タツムリ国会で動きが見えない、折りしも米国の格付会社「S&P」日本の財政事情にイエローカードを警告した、政治がダメ、輸出市場が失速、株価は底値で停滞、復興不振、国債償還額の減少は望めず、財政事情は最悪、私が知る範囲においても反論の余地はない。