「白頭山」は知っている「東シナ海の歴史背景」


頂上の美しいカルデラ湖が白頭山の神秘性を更に高め、富士山並みの存在になっている。

白頭深山に 積もりし雪は 解けて流れて 鴨緑江の アァ可愛い乙女の化粧の水(白頭山節)

満州国建設当時「君が行くなら俺も行く・・・」日本男児は堰を切ったように海外雄飛の夢を持って渡満、酒が入れば「白頭山節」を歌い肩を叩き合ったと言う、私が長崎に居を構えた当時、満州引揚げ過去を持つ南山手の「叔父」と酒を酌み交わす度に聴かされた歌である。
尖閣問題で揺れる我が国だが「竹島の帰属」を中国民にアンケートで訊けば「日本領土」、同様に「尖閣」を韓国民に問えば「日本領土」と言う答えが多数派らしい。
白頭山北朝鮮と中国の境界線上にあるのは第2次大戦後「朝鮮半島が南北分断」された時、中国が霊峰「白頭山」を実効支配して現在に至っている、相対する「南北」ではあるが「韓国」が「中国」と対峙するのは「朝鮮動乱」丈ではなく、白頭山問題もある、と論評した識者が居る。
「北鮮も中国」も共産圏、私には判らないけど「叔父」の歌を聴くたびに「白頭山」行って見たい願望を持っていたのを思い出す。
尖閣問題の歴史・柳条湖事件・盧溝橋事件等々過去の事情を調べている内に奇しくも「白頭山」に行き着いた。
現在の事象事態の表層だけをみて歴史背景を度外視すれば読みと解決策を間違う、尖閣に関しても沖縄返還時に米国が施政権・領有権を使い分け曖昧にして返した状況もあるようだし「佐藤 優氏」の見解では橋龍政権時代の小渕外相が中国と取り交わした「漁業協定」ではEEZ内で操業する侵犯漁船を拿捕できないと言及している。
国益を損なう報道出来ない側面を両国首脳は勇気を持って報道し「法と秩序」に基づいた打開策が早急に出されないと両国にとって多大な後遺症と遺恨を残す事になる。