尖閣列島「領海侵犯・事変」事件と柳条湖事件


先日(13日)の日記に中国の大船団が尖閣に押し寄せてくる事態を予見していたら、現実になった、今の時刻、中国漁船団1000隻余が出漁の為尖閣に向かってたと情報が送られてきた。
明日18日は満州事変勃発の契機となり、日中戦争に発展していった「柳条湖事件」から数えて81年、中国各地のデモが「柳条湖事件」に執着している事情は判り難いが、多分「学校教育」で教化されたのだろう。
添付の写真は昭和6年(1931年9月18日)線路爆破した直後の現場写真、当時の歴史背景を調べて見ると前後に火種になる事件が生じており、中国の国内事情も内紛と政争で隙間だらけであったようだ、GDP世界第2位、国力をつけた中国と現状の日本は立場が逆転、オマケに現政府は外交分野に関し体たらくも甚だしく攻守にわたり打つ手がない、総理は「政府として慎重に対応、中国に対して大局観を以って事に対応して頂きたい」と繰り返すばかり決めても落し処も欠き頭を抱えて相手情報の収集に時間を費やしている姿が目に浮ぶ。
次の展開が見えてこないけど、外務大臣と総理大臣が中国に行って密約を交わして来ないと収まらないのでないか、柳条湖事件を引き合いに出されたら日本は分が悪い、爆破事件は軍部が捏造し戦争大義の口実を作った事は自明であるから。

自民党の総裁選挙も白熱してきた、石破氏優勢が報道された、国の要、防衛問題に精通、懐も深いようだ、政治家はDNAも要件の一つになるかもしれない。
尖閣問題は事態の推移が気掛かりである、米国は2国間の問題として多分立ち入りしないだろう。
オスプレイ普天間・TTP・原発問題等々、同盟兄貴分にしては不満があるはず、東アジアに緊張感が出てくれば日米関係を強化せざるを得なくなり、米国主導で日本政府、基地自治体を受諾させる余地と雰囲気が生まれて来る、暫らく静観が得策と考えるのではないか、平和ボケした日本人に尖閣問題は大きな警鐘と覚醒を与える機会になるかも知れない。