自民党総裁選「君子の戦い」を望む。

ウラジオストック開催APECでの胡錦濤国家主席野田総理の非公式会談、写真で見る範囲上司に注意され畏まっている部下に見える、尖閣列島問題で緊迫する日中関係を象徴するスナップ。
窮地に立つ野田総理にすればAPEC国際会議で領土問題に関する関係諸国の宰相と会談する中で我が国の主張を展開できれば外交分野で得点を上げ、支持率の向上に寄与できると期待感を持って擦り寄ったのだろうが非公式の会話はあくまで雑談と同じで約束事ではない。
胡錦濤李明博も退役寸前の身、パフォーマンスで立ち回るが国家間の事に関して約束出来る立場には無い。
この時期関係国との会談で得れる成果が果たして有ったのか、疑問である。
自民党も総裁レースが始まった、次の総裁は日本国の首相、日本の看板になる立場、国際的にも失墜した日本名誉挽回の責務を負う使命がある。
顔ぶれを見ると多士済々安定感と人材に厚みがある、過って佐藤首相が宰相辞任を前にしてハドソン川の船上で後継候補の角福二人に総裁選は「君子の戦い」をやって欲しいと注文した事を思い出す、互角の戦いを演じたが決選投票で田中角栄が首相になり今太閤と称され保守本流を継承した、地方の一党員して願う事は自民党総裁候補にはプライドと大きなビジョン、大胆に行財政改革を実行する勇気をもってチャレンジして貰いたい。