栄枯盛衰は世の慣わし


三菱炭鉱崎戸鉱業所 跡地「煙突」は黙して語らず。
炭鉱の全盛期当時は旧西海町(現西海市)の太田和港から渡海船で大島港に渡り陸路で崎戸まで行くには2度の橋を紆余曲折しながら走り、煙突が聳える崎戸炭鉱に辿り着いたらしい。
長崎県内で離島を除けば一番高齢化率が高く過疎化が進む崎戸町、石炭全盛時代には毎晩「月が出た出た、月が出た」の炭坑節がこの煙突下の炭住(タコ部屋)から聞えたという。
今は昔であるが、離島振興法と産炭地域振興臨時措置法の関係で2000年位迄は社会資本の整備を主体にした公共事業で良かった様である、21世紀になって大島大橋が架かり本土からの利便性は確保出来たけど過疎化に拍車を駆ける結果になった。
懇意にさせて頂いている地場企業の社長を訪ね歓談、熟慮型の経営者で人生の先達をして教わる部分も多く時間が経つのが頗る早い。
自社事業の繁栄と崎戸の振興策について毎々意見交換、過疎化地域の活性化策は国策、県、地域自治体の支援に負う所が大きく、大企業を誘致出来れば問題解消であるが容易ではない。
考えてみると状況は五島市と酷似している、と思いながら帰って来た、五島市資生堂椿油」の原産地として活性化の花が咲きそうだが、崎戸町でも可能性はある、何も無い事が反面ポテンシャルを秘めているからだ。
栄枯盛衰は世の慣わし・・・
ユニクロソフトバンク・DeNA]と雖も50年後の保証は無い。
日本の財政事情も益々悪化の一途を辿り、このまま行けば2020年「プライマリーバランス」が取れる前に破綻するかも知れないがその前に相続税の法改正で逃げ切る心算かもしれない読売新聞の渡辺恒雄会長が消費税は20%超まで上げないと国は持たないと言及していた、その位の事は小学3年生程度の算数計算でも理解できる話で「ナベツネ」は好きではないが財政再建に軸足を置いた税率で言えば的を得た数値で異論の余地は無いと同感。
中身は不明瞭ながら「税と社会保障の一体改革」の大義を掲げ消費増税に政権の命脈と政党の消長を賭けて驀進する総理は前身は管内閣で「財務大臣」、日本国の再生は財政再建無くして成立しないの信念だろう、今の民主党は可笑しな政党、折角、奪取した政権を蔑ろにしたら最終的には国益を損なう、国民は与野党が互いに拮抗し切磋琢磨する緊張関係の中で政治家と政治の質を高めて行く関係が国益に適う事と思っている。
・・・・この先が思いやられる社会事情,政局であるが、民主と自民が相打ちに為り、政界再編で安定した新しい政党が出来れば良いと見識のある国民は願望しているかも知れない。
只今午後11時29分、今日は長くなった・・・・