鈍刀の切れ味

昨日、野田総理は瓦礫処理を最優先課題として挙国体制で臨まねば国民に愛想をつかされ、諸外国からも疑問視されると指摘していたら今日の新聞紙上一面に大きく災害廃棄物特別措置法に基づき「総理が全国の自治体に協力要請」記事が載っていた遅きに失する感がする。
野党からは解散要求、党内の消費増税反対勢力を説得できず内憂外患の様相ながら陛下の「哀悼の辞」が背中を押したのであろう、雄弁な総理であるが、サービス精神が稀薄なので伝播力が無い。
本当は切れの良い人物かも知れないけど故意に切れ味を悪く見せているのかも知れない、ほんとうは「うなぎ型」だが「どじょう型」に見せて難を逃れる、高等動物は擬態術を持っているから判り難い。
ゴミ処理は焼却施設を要するので現地3県にこの際ゴミ焼却発電所を創れば良いのにと思う・・・
ゴミを固形化燃料にする技術は既に実証済みであるから難解な事ではない。
鈍刀の切れ味は悪いけど相手に対する「ダメージ」は多大ジワジワと後で利いて来る。
愚図と慎重もその時は不明、野田総理の評価も将来にある。