新年「目出度からず・・・」


熊本県/芦北の「うたせ舟」八代海の伝統漁法.
年末に気分転換を兼ねて友人と湯治に行って来た、出水市外、湯川内温泉透明度に関しては「本邦随一」ではなかろうか、関東・関西から馴染みの客が訪れると言う、低温泉で1〜2時間ぐらい入る人もザラ、山荘の本館は昭和初期の建物そのままで心身ともに癒される。
北港で「うたせ舟」に遭遇、初めてみる漁船、胴体部分から網を下ろし底引きで「地えび漁」をするらしい。
夜は土地の食材を仕込んで自炊した、夜半の温泉場は静かに流れる風と木の葉の擦れる音だけでしみじみと回顧気分を誘い、人生の旅情を感じさせる、振り返れば2011年は期待と失望の一年であった、来る人、去る人、果ては還らぬ人まで、百人には百通りの旅程があり、多種多彩で面白くも有り折々は哀しく侘びしい。
そんな訳で年賀状には「おめでとう」の文言は入れなかった、新年を祝う気分になれない新年も初めてであり、初夢も内容不明の可笑しな夢で起きたら直ぐに飛んでしまった
今年はなるべく自然体で行こう・・・と思う。