私見/国民が期待する総理像

時津町内に施設を開設し自立化の事業で昼夜努力をしている、身体(知的)障害者団体の役員会に出席、総会を前にした資料説明を受ける。
福祉施設の運営は国の福祉政策に負う所が多く、健全な事業所運営は至難の業にも拘らず、理事を初め父兄の方々が懸命に努力をして来た足跡が事業報告の中で説明された。
障害者の方の就労の対価一日当り「350円〜250円」、健常者の時間単価半分に及ばない厳しさ、それでも事業所で習得した「職業訓練」を通して企業就職の機会に発展、真の自立化が期待できると言う。
バリアフリー」「ノーマライゼーション」の掛け声が叫ばれて久しい日本社会であるが、現実はこの社会風土、人間感情が「バリアー」を作って居るように思えてならない。
私自身健常者に生まれたくて生まれた訳でも無いのと同様に、障害者の方も障害者に生まれ度くて生まれて来た訳でも無い、因果関係は不明だが健常者も障害者も紙一重、明日はわが身であると思う。
鳩山総理の沖縄陳謝が報道された、参院国会で「ルーピー」と野次られたようだ、育ちの良さか、人の良さか判らないが、信念と自信が有るならモット怒って良いではと思う、怒る時に怒らなければ只の意気地なしになる。
一国の総理なら机をひっくり返し激論する位の気魄を欲しい、国民が期待するのは「百万人と謂えども我行かん」の意気ある総理ではなかろうか。