青年は荒野をめざせるか・・・

 私の好きな作家の一人に五木寛之が居る、一昔前の題材と最近の題材が大きく変わった事を感じている人は多いはず、「さらばモスクワ愚連隊」「青ざめた馬をみよ」「青春の門」「青年は荒野をめざす」ハードボイルドな青年の生き方を物語にした内容が主流で人気を博した作家である。
最近は仏教に帰依し講演会では「仏の教え:人の道」を説き伝道師に成りつつある。
少子高齢化社会に驀進するこの国で「草食系男性」の青年達が「可愛いアイドル化」臆面も無く嬉々としている様は亡国の予兆を感じる、日本は平和ボケして「楽天国家」を創ってしまった。
 普天間問題でも国外移転で北朝鮮、中国に対する抑止力になれば良いけど、沖縄に駐留してこそ日米安保が履行される、沖縄を抜きにして、東アジアの軍事バランスを保つ事は容易ではなく、日米安保条約の中でこの国の平和が担保されている事を忘れてはいけない。
韓国の精強な青年達、軍隊で兵役を終え愛国精神を涵養し祖国と民族精神を堅持、日本は戦わずして負ける精神的要素を内在している。
 荒野をめざす青年の気概「明治維新の原動力になった」志士の気概を欲しいものだ。
男の教育が改めて必要、これは国家的問題・・・。