花はさかりに・・・

崎戸町から午後6時ごろ帰宅、帰社の予定であったが会社は土曜休日であったので家に帰った。
崎戸町で土地の事業家と久方に歓談する事、3時間、半年分の埋め合わせをする、齢77〜78の社長だが事業意欲は青年並みに貪欲で且つ柔軟性に富み斬新的である、年末の長崎新聞記事を読んで共感したらしく以前にも増して丁寧な対応を頂いた。
昭和の時代を懸命に生き抜いて来た努力の人、穏やかではあるが芯の強さを漂わせて深みがある過疎の町、崎戸で汗をかいてみたい気分で帰ってきた。

長崎にも「さくら前線」が訪れてきた・・・
つれずれなるままに・・・徒然草の一節が思い出される「花はさかりに、月はくまなきをのみ、みるものかは、雨にむかいて月をこひ、たれこめて春の行方を知らぬも、なお哀に情けふかし・・・」満開の桜花のみならず散る花びら、枝に残るひと時の花びらにこそ趣と味わいがある、人生にみたえて風情がある、私自身は落葉寸前、裏と表を見せながら散る紅葉。
兼好法師の時代から680年、過ぎても「根っこ」の部分は全然変らない不思議、若しかして「精神」は永遠に進化しないのではないか、と疑問を抱く。