忠臣蔵「武士の本懐」

自民党中川秀直元幹事長が「生活安心・・議員連盟」を立上げた、57名が駆けつけ気勢を上げたようだ、主な顔ぶれは小泉内閣で郵政民営を初め行革の推進派。
政局を視野に入れた衆合と見られている、只の勉強会と主張してるが、麻生内閣に対する牽制と反主流派の結束を促し、受け皿作りをした事は誰が見ても否定できない、麻生氏と同郷の山崎 拓氏も麻生批判を初め同舟で無い事を表明、渡辺元行革大臣に至っては新党まで口にしている、株も総理の椅子も先読み先取りした者が得をする。
麻生氏は政局より政策・景気最優先と強調、百年に一回の大恐慌で国家の一大事と叫びながらその実、政局回避を最大の問題とし、マスコミ・国民を煽っている。
・・・実態としては叫べば叫ぶほど麻生人気は下落する。
一度転び出せば歯止めが利かない事を代議士も首相周辺も本当は知っているのだが、余りにも早い、人気下落で打つ手が無く、安倍元総理・福田前総理・そして麻生太郎と続けば国際的信用も傷がつき国家的損害も発生「止むに止まれぬ」事情がある。
 元禄十四年十二月十四日、言わずと知れた「赤穂浪士忠臣蔵の討入りの日」である「四十七士」の記録を読めば「忠義・美徳」の社会で、現実的には割に合わない仇討ちに走ったのは「義士の賞賛」を得て「武門の誉れ=家系に名を残す」事こそ「武士の本懐」と主君、浅野匠守に殉じた・・・そうだ。
代議士の本分からすれば「大臣就任」だけで「家門の誉れ」、賢こぶってガチャガチャ訳の分から無い事など言わないほうが身の為、却って恥をかき「家門の恥」を作る事になる。
麻生氏、福田氏、安倍氏、遡れば細川氏・・政治評論家曰く「お世継ぎ内閣」は逆風に弱く、軟骨漢・・・総理になったが故に「駄目男の足跡」を歴史に残す羽目になる。
成るも不幸、ナラヌも不幸・・・同じ不幸ならナラヌが良いと私は思う。