宰相の器・・・

ラジオを聴きながらパソコン作業、番組は中国放送であるが日本語で放送されNHKの番組を聴いているような錯覚を持つ、内容も豊富で政治色を排除しており違和感がない、日本向け番組の為ゲストに日本人を登用し好感が持てる。
ラジオには想像力を掻き立て広がりが生まれる・・・
高齢者問題に関するトークが為されているが事情は同じの様である。
9月も明日で終わり、10月になれば一気に「センキョモード」麻生首相が所信表明で民社党を名指しで批判、刺激した、これは客観的にはアンマリ聴き心地の良いものではない、青臭い陣笠が言うなら苦笑の範囲だが、一国の宰相が記念すべき最初の登壇で卑しくも「敵失」や「体質」を主体的に攻撃し宣戦布告すべきでない・・・国民はそんな事より此の国を如何、立て直すのか暮らしを如何作るのか、経済を何時、立て直すのか・・・ココが聞きたいはず。
政党間の争いなど特に関心はない、ソコに執着するのは党員と軍の大将だけ。
異例の所信表明として後世に残るであろうが果たして評価に値するか?
穏やかに大らかに、そしてやる時はやる決断・・大人の首相を期待している。
「県庁の星」というDVDを借りてきて見た、ナカナカ見ごたえのある作品であったが「議会」が悪者組に設定されていた・・・
数の原理で一握りの人間が議会を牛耳り、役所・利権屋と手を握り自らも利権を確保する・・・わが国の構造を痛烈に揶揄した映画である、主人公の正義感こそ公僕の鑑であるが映画の中の物語り。
初めは熱血、正義感の塊りが年月を経て凡庸に成り下がる、組織と年月は人間を去勢してしまう、これ以上の損失はない。