宮崎康平先生を偲ぶ。

先日に引き続き島原行、始めていく顧客であるが「カーナビ」が連れて行ってくれた、ナビを考え出した人は偉いと改めて感心する、プロジェクトXで開発の一部始終を見た事があるが、偉大な発明も「天の時・地の利・人の和」が根幹に存在する、つまり天の時、地の利は「付き」に依るところが大きく、人の和「以和為貴」は「大化の改新」の時代から人徳に依る所が大きい・・・時間も地点もピタリであった、これで福岡でも東京でも構えずに行ける心強い味方を得た気分、そんな訳で仕事もロスなく目的を果たした、素麺組合の理事長さんからソーメンの旨味は一年もの〜2,3年が出るらしく、土産に「自家製のソーメン1年物」を少々頂戴した・・・島原半島の方々は純朴で謙虚である。
南島原市役所のロビーで「まぼろしの邪馬台国」のポスターを見る、今秋、上映されるらしい・・・
著者の宮崎康平・和子夫人には元気な頃、何回かお会いし歓談した事がある、吉川英治文学賞を受賞した当時で失明してはいたが快活であった当時、私も37,8歳で男勝りの年齢、確か長崎で宴会のあと島原の自宅までお送りしたのが最後であった、今回、自伝が映画化されるのは喜ばしい。
深江・布津・有家・西有家・北有馬・南串山・小浜・千千岩・愛野・森山・飯盛各町を通りかえる、いずれの町も合併で自治体としての町名は失せたが町並みも暮らしもなんら変化はない、町々には少々の事は吸収し消化するエネルギーがあるコレが地域力である。
右往左往するのは人間だけで「草も樹」も風にこそ揺れ世事の変化には微動だにしない。