静かに進む自治体破産・・・

商用で島原半島を一周し、南島原市雲仙市を訪ねる。
南島原市は旧西有家町庁舎が市役所になり、雲仙市は旧吾妻町庁舎が市役所になっていた、西有家町のシンボル「みそ五郎」は樹工時代に私の会社で製作した、今尚、健在で庁舎のガードをしている。
また、旧吾妻町庁舎の館内サインは私のデザインで統一され、市役所で模様替えはされたが一部は現役であった、旧2町は仕事で縁のあった相手先であったが当時の担当は「定年退職」し人脈が絶えて久しい、製品が健在なのはナントナク親しみを感じるが過ぎた時間の重みも同時に感じる。
両市の職員の対応は過って有ったカントリースタイルは失せ、接遇サービスもかなり向上し意識の改革は出来てきているようだ。要件を十分に果せなかったが、手がかりは掴んだ・・・・
自治体破産がいよいよ現実味を帯びてきているようだ、経済学者の予測に寄れば2010年が分岐点のようだ、私的観測では国の「プライマリーバランス元年」は2011年であるのでこの年からと思っていたが学者の予測が一年早い、破産に追い込まれないと本当の行革も財政改革も出来ないと言う・・・・私もその点では同感であるが、本来ならそこに行き着く前に大断行をせねばならないのであるが、そこまで捨て身でやれる人間は自治体には「ザラ」にいない・・・
私の知る範囲では今のところ福島県の「矢祭町・三春町」であろう。
銀行も「自治体不倒神話」の認識を捨てないと付けを回されたら民間の
比ではない・・・・銀行まで連鎖倒産の憂き目を見る事になる。