選挙物語 「笹舟」

選挙になると他所者の悲哀を感じるが反面、道端や空き地を借りて街頭演説を打っていると土地の古老達が這うように近づいて来て手を握り激励してくれる・・・・
街頭演説、延べ50回は打った、「選挙の持つ意味」「私の公約」「水/合併の問題」etc、
毎度の事ながら若年層は反応が悪い、年寄りのほうが「町の問題」「議会の事」など懸念されている、期間中は候補者名の連呼で町中が喧騒にさらされる・・・
このエネルギーが「議会活動・地域再生・活性化」に反映されれば良いのであるが選挙終焉と共になぜか・・・消滅する。
子供達が選挙カーを見つけると、喜び決まって手を振ってくれた、この子供たちの選挙に対する「ラブコール」が若い親達に届けば時津町投票率が上昇する筈である。
4月19日、午後4時頃・日並郷の山の中腹から住宅街を視野に演説をした、凶弾に倒れた長崎市長への「追悼の想い」を胸に、郷内全域に届けとばかりに5分位の演説をした、近くで3〜4人の女の子供達が感心に聞き入っていたが、終ると、一人の女の子(小4?)が「おじちゃんコレ、アゲル・・・」と作ったばかりの「笹舟」を持って来てくれ、言葉にならない大きなパワーも一緒に貰った、感動的な場面である。
選挙は議員にとって大きな節目であり、得票数は選挙民に公開される、票は候補者の資本金であり軍資金でもある、候補者・後援会は実績とプライドを賭けて戦う。
いろんな場面が、いたる所であったがヤハリ圧巻は「笹舟」のプレゼントであった、
・・・名前は聞いていたので落ち着いたらお礼に訪ねてみたいと考えている。