灯台下暗し・・・

今日、11月1日は灯台記念日で、明治元年の本日、日本初の洋式灯台横須賀市観音崎で着工した、明治元年といえば幕府崩壊の年、早くも西洋の技術を導入、進取の精神は明治の真骨頂である、灯台といえば「五島、玉之浦灯台」を舞台にした「喜びも悲しみも幾年月」がある、時の大スター高峰秀子佐田啓二がロケで五島に来て
旋風を巻き起こした、半生記前の事で「主演の二人」は今は亡い、「玉之浦灯台」は岬に佇み黙して語らない、私の人生観は「悲喜こもごもが当たり前」であるから「喜びも悲しみも・・」も当たり前で、何事にも最善を尽くし結果は謙虚に受けて立つ。
ナンダカンダ云ってる内にスグお迎えが来る・思い煩い悔み続ける程、人生は長くない、観念的に生きていく形も必要である。
先般、行政視察の折、合間の時間で大阪城を見学した、1人で100人分を生きたであろう「太閤秀吉」の辞世の句が展示されていた、「露と落ち 露と消えぬる命かな 浪速の事は夢のまた夢」辞世の句には末期の心境と人生が凝縮され、端的で真実味がある、栄華を極めた太閤も最後は「人生のはかなさ」を悟る、もう少し早く人生を達観していれば日本の歴史も変わっている・・・終着駅に到達しないと人はこの世界が分らないのではないか。