母のプライド

連休、しかも三連休を堪能できるのは何年ぶりか記憶にない位久しい、正月も盆もナンダカンダで用件が入り気が抜けない。
今回は手前から連休に用件が入らないように気をつけて追い込んで来たので効を奏した、とは云え、自分の用件は連休でも消化できない位堆積している、遊びの分野で大村湾トリトンを出し、海の空気も吸いたい。
明日は今年一番の「素もぐり」・M名人他、数名で船出し海底調査行。
古写真に五島の我家が撮影されていた、昭和30年代と言うから私が14歳で中学1年生頃の写真である、親も兄弟も皆元気で、苦しく厳しい時代ではあったが希望に燃え懸命に皆、周囲の人々も働いていた、当時の人々の面影が瞼に浮かぶ、人情も厚く地域が一つの社会でその中で生活が営まれていた。
福江市中町338の2番地、五島における我が家である。
躾には人一倍、気を使った母であった、それは究極のところ息子達を世間の笑いものにはさせないと言う親のプライドである、諺を通して倫理、道徳、儀礼を教わった、いま尚、母の薫陶は生きている。
懐かしい、写真である。