野母崎の海


友人と野母崎に行く機会があり沿岸沿いに車を走らせて来た、2月の海には珍しく波静かで海岸線はエメラルドグリーンの透明度、沖合は真っ青の海原、白い小舟がゆらゆらと魚釣りを楽しんでいた「白鳥は悲しからずや、海の青、空の青さに染まずただよう」小舟が白鳥にみえた・・・
前方には世界遺産軍艦島が見える。
野母崎の海には子供たちが幼少の頃、海水浴に連れてきた、4番目が小学1,2年生の頃だろうから30年位前、海岸線はほとんどテトラとコンクリ擁壁で固められ自然景観は著しく変貌し、当時の海水浴場は消滅してしまった。
どこもここも開発行為、振興策整備事業で自然破壊、魚介類の住処が消滅する、30年すればこの辺はどうなる事か。
息子たちも各々が成人、大人になり私の手元から巣立った事に状況が似てるなと感じる、人間も社会も止まることを知らず日々進化、変貌する。
所詮「諸行無常・・・・ひととこにとどまるためしなし」、何処も此処も今は昔、砂浜の記憶が波間に残る。
次に来る機会が有るとすればいつもどきであろうか、2月にはめずらしい穏やかな春もどきの海を見ながら感慨に更けった。
テレビは国内、海外ともトランプ大統領が「ああした、どうした・・」連日、連夜の報道に辟易する、演出に自己陶酔、世界を弄んで得意になっている様に見える、日本人ですらこんな気持ちになるのだからアメリカ人は反吐が出るだろう、そのうちガス爆発を起こし、トランプも吹き飛んでしまうのではないかと思う。