秘湯を訪ねて


写真は御池から高千穂岳を望む、子供の像は特に由縁は無し。
20年前の新年、友人たちと高千穂岳に登頂した時は皆元気で有った。
大口市(現在の伊佐市)のI君、佐世保市のKさんが他界し健在者は私達夫婦と東京のTさん3人になった、その時に宿泊した新燃岳の麓、秘湯「新湯温泉」に宿を取り往時を偲ぶ、この宿は硫化水素を多量に含み15分以上の入浴はご法度、過去に犠牲者を2人出した知る人ぞ知る恐怖秘湯だが、現在は保健所の指導の元、条件付きで安全性は確保されている。
新燃岳も火山噴火の危険性が解除されないで登山と立入禁止が引かれ緊張状態は続いているが人気秘湯だけに口コミ効果で各地から千客万来、20年前とは隔世の感がある。
今回は高千穂を見上げるだけで帰ってきたが次回は参加者を募り再チャレンジを期す、翌1月2日、鶴の飛来地で有名な鹿児島県出水市の秘湯湯の児温泉に行く、この温泉は3年半振り位だろうか、過去の日記でも書き込んだ事がある、気に入った温泉、透明度抜群、泉質が私の体質に適合している事を身体が教えてくれる、観光地温泉は数えきれない程行ったけどこの2か所は私に取って特異な温泉であり信仰の対象にしても値打ちがある、小さな湯治宿であるが関西からも例年常連客が数日泊まり込んで温泉浴を楽しでいるようだ。
知人の年賀状に現役をリアタイアすれば「何もしなくていい自由」と「何でもしていい自由」が与えられると某作家の文言を引用して添え書きされていた年金族には確かに言える事である。彼の抱負の中に「自分は何でもして良い自由」を選択して生きて行きたい、とあった、私も共感するところである。
新年に思いを新たにすることは「私の一本道」を全うする為に改めて「何でも出来る自由度の幅を拡げる」事への挑戦、その為「健康第一主義」のライフスタイルを確立する事、無意味に時間を過ごさない。
「今年を人生最良の年にしてみたい」高千穂岳に覇気を貰って来た。